この石けんは大作で、しかも手間がかかります。
1
まずチップスターのハーフサイズを7本買ってくる。円筒形の型が7つ取れます。底を抜きラップを貼り、フタを底にしてキッチンペーパーなどを敷いてチップスターの筒をセットする。
2
続いて500mlバッチで石けんを作り、1,000mlのアクリルモールドの半分の高さの石けんを作る。濃いめの色で全体に模様が入っているのが無難。タイワンスワールにしておけば間違いない。
そしてこの縁取り用の石けんを
- 5ミリぐらいの厚さでスライスする
- 円筒形の型にカーブさせてセットする
この2つが難易度が高い。
まずスライスですが手持ちの大阪の大ソーパー、佃麻由美先生の石けん道具のショップ「ツクツク」で買ったカッティングボードを使います。
コンフェッティ製作用にカッティングボードに5ミリと10ミリの切り込みが入っている。ココにワイヤーをセットすれば均一の薄さにカットできます。ただし幅8cmが限界です。(なのでチップスターのハーフサイズ)
次にスライス石けんを円筒形の型にカーブさせてセット。
保温ががうまくいかないとカーブさせていく途中でスライス石けんの板が割れてしまいます。
スライスで失敗・曲げている途中でスライス石けんにひびが入る・割れるで全滅させたこともあります。
日本が誇る大ソーパー、ゆりくまさんのブログに出ていた作り方では
kumaguma-soap.blog.so-net.ne.jp
(先生、すみません、どこのページだか探せませんでした<(_ _)>)
保温を
- 2時間95度(オーブンで保温)
- 4時間冷凍庫で冷やす
とのことだったので
- 小さめの発泡スチロールの箱に熱湯を入れた精製水のボトルと作った石けんを詰め込み
- ホットカーペットを最高温度に上げ
- 発泡スチロール箱の周りに埴輪みたいに熱湯入り精製水ボトルを並べ
- 毛布をこれでもかこれでもかと厚くかけ 2時間待ち
- 続いて冷凍庫で4時間冷やしてみた。
成功しました!
出来上がった石けんの5mmスライスは、慎重に作業しないと綺麗に切れません。全部成功するとスライス石けんが7枚取れます。
続いてジワジワと1枚ずつスライスした石けんを曲げてチップスターの筒に入れていく。
2時間超高温・4時間冷凍はきっちり守らないとうまくいかない。
「…このくらいいいかぁ~」と高温を甘くしたり冷凍庫に入れる時間をついついオーバーしてしまったりすると失敗する。
3
薄氷を踏む!思いで縁取り石けんのフチセットを完了し無地の石けんを作って型入れするのですが
ブレンダーをかけすぎて生地がボテボテになってしまい
型入れした後必死で石けんを台にバンバン打ち付けてもカットした石けんが穴だらけだったこともありました。
ハーフサイズのチップスターの筒を破き、型出し、カット。出来上がりは3個。
上下はカットロスになってしまう。7筒成功するとカットロス石けんが14個出る。。
そして丸型の石けんなので乾燥・熟成に場所を食い、しかも油断すると石けんが車輪の如く動いてしまっている…。
…とエネルギーを使う事おびただしい石けんです。
でもやっぱり定期的にトライしたくなります。
■Rimmed Soap (380gバッジ、517ml・縁)
(1,040gバッジ・1,414ml・芯)
【作成日 2018.1.6 解禁日 2018.2.4】
エクストラバージンオリーブ油 40%
パーム油 30%
ココナツ油 20%
グレープシード油 5%
ヒマシ油 5%
鹸化率92% ・水分26%
オプション カラージェル(ピンク)
竹炭パウダー
二酸化チタン
ROE
香り ライラック(FO)