ピンククレイの流紋石けん

pink-clay-wave-soap20180728

 前回、青の流紋石けんだったので、色違いでまた作りました。海外ソーパーさんが作っていたような細かい模様に憧れ、1回に型入れする量はほんのちょっと。1しずく

くらいにして、ひたすらひたすら少しずつ、色を変えて順番に色生地を重ねていく。

疲れます~。しかし負けるもんかとがんばった。その後モールドをせっせとぐるぐる回す。

出来上がりは細かさという点では合格点なのですが。

しかしピンク&ブラウン&白というのは、私にとってはわりと定番の色合わせで、出来上がりがラブリー&スイート♪なのがお気に入りだったのに。

なんかこの石けん、色が沈み、くすんだ仕上がりだなあ…。

トレースもゆるゆる、すれすれで固まるセンを狙ったせいもあるのかもしれない。イングリッシュローズのフレグランスオイルを使っているのに。なんかバラの香りと石けんの模様が合っていない気もする。

海外ソーパーさんの流紋模様は、赤だの黒だの青だの、使っている色がとにかくビビットだった。外国の石けんは色合いが派手で、地味な日本人の私には体や顔を洗ったりするのは、ちょっとためらっちゃうような石けんも多く、おおむね淡い色あい、一段トーンを落とした色合いで通してきたのですが、この石けんのデザインの場合は、もっと強い色を使った方がよかったのかもしれない。

それと、型入れの途中に、生地の温度が下がった可能性がある。色付けように計量カップに石けんを取る前に、ボウルに触ってみて、あんまり温かくないようだったらデンシレンジに入れて軽くチンするのですが(なので石けんづくりに使うボウルは私の場合ガラス製)、型入れ完了までにいつもの何倍もの時間がかかっているし、型入れが終わってすかさず温冷庫に入れても、石けんの中の方の温度って、あんまり上がらない。なのでなんとなく白っぽい仕上がりになったとの見方もできる。

 

 

■ピンククレイの流紋石けん(380gバッジ、517ml)
【作成日 2018.7.28 解禁日 2018.8.25】

オリーブ油                 152g(30%) 
 パーム油                   114g(30%)
ココナツ油                                             76g(20%)
グレープシード油                                   19g(5%)
ヒマシ油                                                    19g(5%)

苛性ソーダ 51g(鹸化率92%)
精製水 99g(水分26%)

オプション ピンククレイ
ココアパウダー
二酸化チタン、ROE

香り White Tea & Ginger 
English Rose(FO)

青のお花模様の石けん

blue-flower-soap 20180716

縦の正方形のモールドにファンネルスワール、目玉石けんの要領で青・水色・白・無地の記事を順番に入れていく。

 

続いてピーコックスワールの要領で、差し入れたスティックを動かす。

ピーコックスワールといえば

www.lovinsoap.com

 こちらの模様。

浅いモールドに色生地を線状に流しいれてから

www.brambleberry.com

 粗いコーム状のもので同方向にスティックを流し、

なみなみ模様を描くことでできるピーコック模様がわたし的には

スタンダードなんですが、

もうちょっとシンプルな作り方もある。

 

ファンネルスワールで色を入れていく。

ただし真ん中を狙って同心円の模様を作るのではなく、

モールドのはじから生地を入れていくことで1/4円、イチョウ型の色の重なりを作り、円周の外側から中央に向かってスティックを動かす。

モールドからスティックを抜いてから、

色が移らないようにいったんスティックについた生地を抜いて、

再び円の外側から。

1/4円の真ん中、2/1の場所に最初に線を入れ、続いて均等になるようスティックを差し入れて動かすことで、

リンク張ったような華麗なピーコックにはならないものの、

まあまあ、ピーコックっぽい模様になる。

 

このやり方で4回、スティックを動かしてみる。

理屈からいけば、もう少し整った模様になってもいいはずなんですが、

なにしろ縦モールドなもんですから、スティックを動かすときに石けん生地にスティックが取られるんですね。そしてモールドの上の方の模様と下の方の模様が違ってくるのは浅型のモールドも同じなのですが、カットすると模様の違いの差が大きく目出つ。

1つのモールドで別々の模様の石けんを作りたいときには、縦カットと横カットで切り方を変えるのが王道!?だけど、このテもあったんだ~。

 

 

■青のお花模様の石けん(380gバッジ、517ml)
【作成日 2018.7.16 解禁日 2018.8.14】

オリーブ油                 114g(30%) 
エクストラバージンオリーブ油          38g(10%)
パーム油                   114g(30%)
ココナツ油                                             76g(20%)
グレープシード油                                   19g(5%)
ヒマシ油                                                    19g(5%)

苛性ソーダ 51g(鹸化率92%)
精製水 99g(水分26%)

オプション ラピスラズリパウダー
二酸化チタン、ROE

香り     Shape and Hair Cut
Tabaco&Bay Leaf(FO)

青の流紋石けんの2。

 

blue-wave-soap20180716

前回の青の流紋石けんと同じつくり方です。

変えたのは、

  • シークレイを使ってやや青みがかったグレーの色を足していること。
  • 前は4すみに色を順番に流し入れていきたが、今回は6か所から色を流し入れていること
  • 前は極めておおざっぱに4色を流しいれたのですが、今回はできるだけ少しずつ生地を流し入れ、できあがりの色の重なりが細かくなるようにした

前回よりはゆるめのトレースで型入れしています。で、最後のモールド回転ですが、回数が多すぎた気がする。色と色の境目が少しブチでしまっている。

技法的には、ファンネルスワール石けん、目玉石けんのアレンジになるのかもしれません。

たしかどこかの海外サイトで同じような模様の石けんがあって、翻訳をかけたら「塩を足すと色がブチない」と書いてあったような気がする。

足してもいいのですが、分量がわからない。

そして模様的には、この画像だと下も向って右の石けんのように、「丸紋」はあまり出てほしくなく、流紋だけで模様になっているとより好みなのですが、うまく模様が出ないものだろうか。

いつもは模様をつけるのには、スティックを使っているのだから、わざわざ回すのではなく、素直にいつもどおりスティックを使ってもよかったのかもしれない。

スティックをできるだけランダムに動かせば、自然っぽい!? 流れが出るのかもしれない…。

さらに、縦長モールドを使って、横カットではなく、縦カットする手もある。しかしこの場合、モールドの上下に流紋を動かさなければいけません。単純な流れならできそうだけど、じわじわ流れる等高線模様には程遠い気が…。

と、今日も 「Pintrest」 を開き 「handmadesoap」で検索をかけ、これは、の外国語の説明書きを 「You Tube」で再び検索し、悶々と悩んでしまう。日本語の検索結果はいらないのですが、うまい検索の仕方はないのだろうか…。

 

 

 

 

■青の流紋石けん2(380gバッジ、517ml)
【作成日 2018.7.16 解禁日 2018.8.14】

オリーブ油                 114g(30%) 
エクストラバージンオリーブ油          38g(10%)
パーム油                   114g(30%)
ココナツ油                                             76g(20%)
グレープシード油                                   19g(5%)
ヒマシ油                                                    19g(5%)

苛性ソーダ 51g(鹸化率92%)
精製水 99g(水分26%)

オプション ラピスラズリパウダー
シークレイ
二酸化チタン、ROE

香り Shape and Hair Cut
Tabaco Bay Leaf(FO)

青の流紋石けん

blue-wave-soap20180715

 

この石けんの元ネタは海外ソーパーさんのYou Tubeの動画で、でも動画のタイトルを忘れてしまった。英語だと、どうにも覚えきれない。

色をたくさん使って、それが山の岩肌が露出して、地層が見えて、地層が波打っているかのような模様。

または、地図に等高線ってありますよね。等高線みたいなかんじで多色使いで流れている画像でした。

でも「地層石けん」とも「等高線石けん」ともさすがに書けないものなあ。

 

作り方だけは覚えているのです。石けんのモールドの4隅から、色を少しずつ流し入れる。を繰り返す。結構時間がかかる。そして生地を注ぐ都度、モールドの外に少しずつ石けん生地が流れる。型入れが終わるころにはモールド回りはベタベタになってしまう。几帳面な人だったら私みたいなことにはならないはずなんですが。

そして、型入れの終わったモールドを、

勢いよく回転させる。

左に半回転、右に半回転…。を繰り返すことで、レイヤーで入った生地が動いて、複雑な模様ができるのです。

モールドにはべったりと石けん生地がついてしまっているので、いちおうおおざっぱにふき取り、少しでも滑りを良くしようと

 

 プラスチックのシート状のまな板を使いました。

 

カットは横カットです。

ちょっとトレースが進みすぎたみたいで、モールドの真ん中はうまく生地が動かず、ダイヤ模様みたいになってしまった。上の写真は、うまく流れたのだけ使っています。

海外のソーパーさんのは、もっと細かく、そして横カットした断面にも細かい模様がきちんと入っていて、すごいなあ、とか思ってみていたんですが、たぶん1回に作る量が2リットルとか3リットルとかで、モールドに大きさと深さがあり、生地を流し込む回数も私のハーフモールドの石けんとはくらべものにならないくらい回数が多く、出来上がった石けんの大きさそのものもかなり違うのだろう。と初トライの模様を眺めている。

 

 

■青の流紋石けん(380gバッジ、517ml)
【作成日 2018.7.15 解禁日 2018.8.13】

オリーブ油                 114g(30%) 
エクストラバージンオリーブ油          38g(10%)
パーム油                   114g(30%)
ココナツ油                                             76g(20%)
グレープシード油                                   19g(5%)
ヒマシ油                                                    19g(5%)

苛性ソーダ 51g(鹸化率92%)
精製水 99g(水分26%)

オプション ラピスラズリパウダー
二酸化チタン、ROE

香り サンダルウッド、ライラック(FO)

青の水紋石けん

mizumon-soap20180715

 

 使う道具は一つ。

100均で売ってるドレッシングやソースを注ぐボトル。

先が閉じてあるタイプです。

あらかじめ穴があいていてフタのついているタイプだと穴が大きすぎるのです。

閉じているタイプを自分で切る。穴の大きさは、そうですね~直径2・3ミリから5ミリくらい。

白4:青1くらいの比率で色材を用意し、青を注いで白を注ぐ、の繰り返しでこの模様ができる。ランダムに模様を入れていけばよく、それでいて出来上がりがキマるため、私向きのデザインだわ。初心者さんにも自信をもっておすすめできる石けんです。

トレースはあまり固すぎるとボトルについてしまう生地のほうが多くなってしまうので、そこだけ神経使いますかね。

ボトルに生地を入れ、色材を入れ、フタをしてからボトルをよーく振りますが、注ぎ口は必ずキッチンペーパーなどで押さえる!

型入れの時の石けん生地は熱をもって温かいですから、混ぜているうちに注ぎ口から必ず生地がもれ出します!

最初のうちは量があるからいいけれど、生地がだんだん残り少なくなってくるとボトルを寝かせて作業をするので、私の場合、ボトルの握りのところにもどうしても石けん生地がついてぬるぬるしてきて、次第に作業がしにくくなってきます。

「水紋石けん」なのだからシンプルに青と白にしてしまいましたが、最初にYou Tubeで見かけた石けんメイキング動画では、水紋を単純に青1・白4で入れていくのではなく、青1・白1・青1・白4方式で、この石けんよりも複雑な模様にしていて、色も確か青ではなかったなあ。茶色だったような記憶があります。

日本の誇る大ソーパー、ゆりくま先生もこの模様の応用型で海外の石けん画像募集に応募して、取り上げられていた。(石けんの中央に規則的に水紋模様を青緑で入れていき、確か「キュウリ石けん」と語っていらしたはずです。

 

■青の水紋石けん(380gバッジ、517ml)
【作成日 2018.7.15 解禁日 2018.8.13】

オリーブ油                 114g(30%) 
エクストラバージンオリーブ油          38g(10%)
パーム油                   114g(30%)
ココナツ油                                             76g(20%)
グレープシード油                                   19g(5%)
ヒマシ油                                                    19g(5%)

苛性ソーダ 51g(鹸化率92%)
精製水 99g(水分26%)

オプション ラピスラズリパウダー、ROE
香り サンダルウッド、ライラック(FO)

虹色(7色)石けん

rainbow-color soap20180714

新潟アロマティカさんトコの7列ストライプデザインプレートの仕切りを使って

aromatica-labo.jp

 私が持っているのはハシリで、フルモールド(おおむね1,000ミリの牛乳パック相当の石けんを作れる)。

 

今はハーフモールド(500ミリの牛乳パック相当の石けんを作れる)の仕切りもある。

 

aromatica-labo.jp

 

7色にこだわらなければ5色セットもある。

手づくり石けんと手作りコスメの専門店、圧倒的な品ぞろえを誇るオレンジフラワーさん。

www.orangeflower.jp

 

 

日本の石けん材料・道具店でトップのカフェ・ド・サボンさんのフルモールド。

 

ハーフモールドもある。3分割もあれば4分割もある。

 

何も赤・青・黄・紫・緑・橙・白の7色にこだわらずともよいのですが

仕切りの間に色を入れていくの、時間かかるんですよ~。

慎重に慎重に。

 

小さい紙コップに、色付けした色生地を移し、一か所折って注ぎ口をつくり、折り目つき紙コップにつぎたしながら7色を少しずつ3~4回に分けて入れていくと30分くらいかかってしまう。

全部入れ終わったら深呼吸して息を止め、仕切りをそーっと抜き、しばらく動かさず、トレースが進むのを待つ。

カットは横ではなく縦。上も色と色の境目は波打ってるからカット。

カットロスが多く、出来上がり1,000ミリベースで作っても、きれいに7色が出るのは半分ぐらいと、私の腕では効率がとてもよろしくない。

 

失敗例でいけば

  • 仕切りの下から色がしみだす
  • 色を間違って入れてしまう
  • 色材のまぜが足りず、色がまだらになってしまう
  • トレースが早すぎると生地がしみ出しやすい
  • トレースが遅すぎると細い仕切りの間にうまく注げない、仕切りを抜くときに仕切りにつく生地が多すぎ、出来上がりの量が減る。

 

と、ケーススタディには事欠かないのです。

手間かかって気合い入れて作らねばならず。

やっぱり7色・虹色にしちゃいます。

 

 

■虹色(7色)石けん(740gバッジ、1,007ml)
【作成日 2018.7.14 解禁日 2018.8.12】

オリーブ油                 259g(35%) 
エクストラバージンオリーブ油        37g (5%)
パーム油                   222g(30%)
ココナツ油                                          148g(20%)
グレープシード油                                37g (5%)
ヒマシ油                                                 37g (5%)

苛性ソーダ 100g(鹸化率92%)
精製水    192g(水分26%)

オプション カラージェル(レッド・イエロー)
ラピスラズリパウダー、ROE

香り サンダルウッド(FO)

カンディンスキー石けん

kandinsky-soap20180623

前にお教室で教えていただいた石けん。日本の誇るソーパー、たおさんこと小幡有樹子先生の「石けん教室のための教室」に出たとき、ゲスト講師としていらした千葉の田中 映未先生(サロン名は BON SABON)から教えていただいた石けん。小幡有樹子先生は全国でこの講座を開いていらっしゃるため、カンディンスキー石けんも全国のソーパーさんが競って作る。…私の石けんはどうにも出来がパッとしなくて恥ずかしい。リベンジしなくちゃいけないかな~。

「印象派の石けん」「インプレッションソープ」と呼ばれる模様がありまして、印象派はあるなら抽象派の石けんがあってもいいだろう。と模様を考案した先生が命名した。

でも本格派のカンディンスキー石けんとはちょっと違うかな。

お教室で習ったカンディンスキー石けんはですね、ハーフモールドに長方形のコンフェを立てるところまでは同じなのですが、そのあと3段のレイヤー石けんの要領で生地を型入れしていき、レイヤーの境目に、この石けんだと純ココアパウダー、たしかお教室ではマイカを使い、線を入れる。目の細かい茶こしとかでふるい入れる。2段めと3段目は色を変える。

そしてこの石けんと同じく、長方形のコンフェが半分になるように縦カットすると、多色づかいで境目に線が入り、コンフェにもパウダーはかかっているため、石けんを貫く!? 長方形にもしっかり線が入っていて、あたかも抽象派の絵画のような模様になるのです。

コンフェを無地ではなく、マーブル模様にしたりすると、また複雑な石けんのフェイスになります。ラインもマイカなら、赤でも青でも金でも銀でも。

しかし私は3段レイヤーにするところ、じわじわと石けん生地を流しいれ、線が出るようにと茶色の色づけした生地をほんの少し流しいれ、再び白生地を流しいれる…という亜流の手法を用いたため、茶色の線が流線形になり、コンフェのあるところは生地の流れが変わるから、とまったり渦巻いたりしている。

コンフェももうちょっと大きくすれば、模様がもっとあか抜けた気がする。

と反省点ばかりが出てくる。

 

 

■カンディンスキー石けん(380gバッジ、517ml)
【作成日 2018.6.23 解禁日 2018.7.22】

オリーブ油                 114g(30%) 
エクストラバージンオリーブ油          38g(10%)
パーム油                   114g(30%)
ココナツ油                                             76g(20%)
グレープシード油                                   19g(5%)

/>ヒマシ油                                                    19g(5%)

 

苛性ソーダ 51g(鹸化率92%)
ドクダミ蒸留水 99g(水分26%)

オプション ラピスラズリパウダー
純ココアパウダー、ROE

香り オートミールミルクハニー(FO)