お手本は
南アフリカの Clara Lindberg さんとおっしゃる
カリスマソーパーさんが世界の手作り石けん界!?を震撼させた!模様
その名も「ゴースト・スワール・ソープ」(Ghost Swirl Soap)。
色材は使っていません。
なのになぜ模様ができるのか。
石けんを作る時には油と水と苛性ソーダと温度を使う。
このうち「水」と「温度」を使います。
手づくり石けんには「ジェル化」という現象があり、保温しているうちに
石けんが半透明っぽくなることがある。
- 保温の温度が高く
- 石けんと作る時の水分量が多い
の2つの条件がそろうと、ジェル化しやすい。
ことを利用して、
型入れのときに石けん生地の一部に水を足して模様付けをし、
保温の温度を高めに保つ。
私の温冷庫の最高温度は60度なので、
60度で24時間保温したところ、
模様が浮き上がってくるのです。
私の普段のレシピは水分量は油の重さに対して26%。新潟アロマティカの木下和美先生のレシピが26%だったのでマネしてみました。
キリ良く30%にしておくのがお教室あたりの無難なレシピでしょうか。
(ハーフモールド、250グラムバッジで石けん作って、4%の差は10g。小さじ2杯分にしかなりません。ちょっと手が滑ったりして、計量で微妙な違いが出るのはしょっちゅう。)
水分を40%くらいまで増やして作っていた時期もある。出来上がり、カットしたあたりまでは水分量の差はあまり感じないけれど、水分量多めだと、乾燥させている間に、石けんの長方体!? の1面1面・1辺1辺が、反ってくるんですよね~。水分が抜けるから。
それでも26%はかなり少な目の方。
もっと少なくもできるけど、模様づけのしやすさ、作業のしやすさ、そして苛性ソーダは劇物なので、確実に水に溶かさなければならず、苛性ソーダの重さの2倍くらいの水を使わないと不安が残るため、ぎりぎりのせとぎわが26%なのでしょう。
■ゴーストスワール石けん(380gバッジ、517ml)
【作成日 2018.6.6 解禁日 2018.7.5】
オリーブ油 114g(30%)
エクストラバージンオリーブ油 38g(10%)
パーム油 114g(30%)
ココナツ油 76g(20%)
グレープシード油 19g(5%)
ヒマシ油 19g(5%)
苛性ソーダ 51g(鹸化率92%)
精製水 99g+17g(水分26%・39.5%)
オプション ROE
香り Shabe ond Haircut(FO)