前回の「レオナルド・ダ・ヴィンチ石けん」を作り、石けん生地が余っている。丁寧に柿渋の茶色、竹炭パウダーのグレイ、二酸化チタンの白、無地を少しずつ入れ、けっこう神経使った。余った生地でもう1バッジ作れるのですが、柿渋って、トレースが早いんですよ。生地をとりわけ、色付けすると、柿渋だけが早くトレースが進むのです。
ほかの色はけっこうまだサラサラっぽい生地なのに、柿渋だけボテボテっぽいトレースが進んできた。カップに取った生地をスプーンなどで混ぜれば、すこしはまた生地、ゆるくはなるのですが、ほかの色とのトレースの違いは一目瞭然。読み切れないばかりに思った模様ができなかった悔しい思い出がよみがえってきます。
前の模様は細かいんだから、今回はいいや、と無策にダーっと残っている生地をモールドに流していっただけの石けんになります。
夏休み、息子が帰省してきた時に、「友達への手土産にするから石けんちょうだい」と頼まれ、「男?女?」と聞き返す(オトコにあげる石けんと女の子にあげる石けんは模様の出来が違っていて当たり前♪ 女の子なら最高の出来のをプレゼントしなければ! )
一人は男、一人は女の子とのことでしたので、「オトコなら柿渋と竹炭でいいだろう。男臭さを洗い流せる。」 と渡すと、息子の目が輝く。
飛んで火にいる夏の虫とはこのこと、下宿に戻るときには手持ちの柿渋と竹炭の石けん、全部持たせて返しました。この石けんも、息子に持たせるなり送りつけるなりして、使っていただきましょう。
お友達には「石けんと石けんの間をあけて、風通しの良いところに保管してください。置いておくと『熟成』と言って、石けんの泡立ちがまろやかになって、使い心地が変わります。でもいつまでも保つものではないので、ぜひ使ってください。真夏は特に注意してください」と伝えてね、と持たせました。
もちろん、紙袋に入れて。ラッピングにビニール袋は使いたくないので。
■柿渋と竹炭の石けん(380gバッジ、517ml)
【作成日 2018.10.27 解禁日 2018.11.25】
オリーブ油 152g(40%)
パーム油 114g(30%)
ココナツ油 76g(20%)
グレープシード油 19g(5%)
ヒマシ油 19g(5%)
苛性ソーダ 51g(鹸化率92%)
精製水 99g(水分26%)
オプション 柿渋・竹炭パウダー、二酸化チタン、ROE
香り ユーカリ、イランイラン