賞味期限切れのオリーブオイルを部分洗い用固形石けん・粉石けんに。

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知り合いからエクストラバージンオリーブオイル頂戴したんですよ。

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 賞味期限は

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2011年11月30日。

さすがにお料理には使えないからもしよかったら。ということで。

私も賞味期限を7年過ぎているオイルでは、さすがに肌や髪に使う石けんを作る気にはなれないため、洗濯用の石けんを作ることにしました。

 

まずは固形石けん。

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1バッジは 固形石けん。鹸化率を100%以下にすることで油分が石けんに残り、油汚れに有効なため、いつものレシピどおり鹸化率92%で作ります。(完成品にしてお返しすることを考え、溶け崩れは少なめにして手作り石けんの良さを伝えたい♪ 自分用なら鹸化率90%くらいでも良かったんだけど)

オイルのレシピはシンプルにオリーブ50%パーム30%ココナツ20%。

エクストラバージンオリーブオイルはトレースが出るのが遅いので、時短の強い味方、スパイス系のエッセンシャルオイルのナツメグ使用。

 

次の1バッジは粉石けん。オイルレシピは固形石けんと同じにして油分は残さず、鹸化率は102%にして完全鹸化。

まずホットプロセスに挑戦してみました。トレースが出たらIHクッキングヒーターの湯せんにかけ、じっくり石けん生地を混ぜていく。30分くらいすると、カスタードクリーム状の石けん生地がマッシュポテト状にモサモサしてくる。その後

 

handmadesoap.hatenablog.com

 

と同じ要領で塩を入れ、水分をいったん抜き、さらに氷を投入して再び水分を含ませ、新聞紙の上に置いて塩水を吸わせ、完全に乾いてからバーミックスで粉砕する。

(完成品の固形石けんを粉にするのはハードルが高いと予想し、ホットプロセス+塩析してみた。)

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続いて前に作った固形石けんの出来上がりは12コ。4個残して、8個の石けんはいつもの粉石けん作りと同じ。刻み、溶かし、苛性ソーダを加えて加熱・塩析・乾燥・粉砕。

 

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1本のエクストラバージンオイルで固形石けん4個、粉石けんは2,379グラムになりました。重曹を半分足すのが私流。出来上がりの粉石けんは5kg弱。

 

手間賃に粉石けんは少し我が家用に残そう。

  1. 固形石けんは襟汚れに有効
  2. 粉石けんは使用量を売ってる合成洗剤の倍量目安
  3. 溶けにくいからできれば水ぬるむ季節に使うのがおすすめ

との言葉を添え、固形石けんの解禁日以降にお返しします。

 

オイル、古かったけど、未開封だったのもあったのかしら。

封を切っても異臭も特になく、作っている最中も出来上がりの感触も、違和感なしで石けん作りができました。

 

 

  ■部分洗い用固形石けん・粉石けん(900gバッジを2回)
  【作成日 2019.1.26 解禁日 2019.2.24】
(コールドプロセスのみ)

オリーブ油                    450g(50%)
  パーム油                     270g(30%)
  ココナツ油                       180g(20%)   
  
  苛性ソーダ            121g (鹸化率92%)  
             135g(鹸化率102%)
 (92%の石けんはリバッチの時14gプラス)

  水道水               306g(水分26%)
  
  オプション 重曹2,000g、食塩、ROE
  香り ナツメグ、Sultana of soap type