モネ石けんがあり
があるのだから、レオナルド・ダ・ヴィンチ石けんがあったっていいだろう。
手作り石けんの世界は、先に言ったもの勝ち。大胆に、かつ謹んで世界の大偉人の名前を名乗らせていただきます。
昔、ルーブル美術館に行き、「モナ・リザ」見て帰ろ、と探し回り、たどり着いた現物の前は黒山の人だかり。世界中からやってきたおのぼりさんの肩ごしにみた「モナ・リザ」は結構小さく(絵そのものもさほど大きくないし、見学者が多いため絵の前のスペースが幅広くかつ奥行きがあり、肝心の絵の前にはかなりの距離を置いてここから立ち入り禁止」のロープが張ってあるので絵が遠く、よけいに小さく見える)、
「…茶色っぽい絵だ。」と「謹んで」と今言った言葉と裏腹の感想で帰ってきました。
今年の9月、ロンドンに行って「岩窟の聖母」を見ました。今度は感動しました!まず絵が大きい!修復が終わったばかりで絵がピカピカ!けっこうまじかで見ることができる!描かれた人物の描写とその表情は、今まで見てきた絵と比べてもずば抜けていまして、大きな感動とともに帰ってきました。
「モナ・リザ」にしても「岩窟の聖母」にしても、人物のバック、背景は山河であり、岩窟である。そして茶色とモノトーンで微妙な濃淡を使い分け、描かれている。
この石けんは柿渋の茶色、竹炭のモノトーンを主に使い、二酸化チタンの白を模様を映えさせるためにちょっと使っている。
かつトレースが緩めなので細かな生地の流れとなっている。
技法としてはハンガースワール石けんです。いつもは度胸がなく、型入れの終わったモールドにモールドの幅に曲げたハンガーを差し入れ、そーっと何回か、回すのですが、今回は結局マーブル模様になっちゃってもいいや、と回数もわからないくらいぐるぐる回した。
なので模様も複雑。色使いがパリとロンドンで見たレオナルド・ダ・ヴィンチの背景に似ているから、「レオナルド・ダ・ヴィンチ石けん」!
■レオナルド・ダ・ヴィンチ石けん(380gバッジ、517ml)
【作成日 2018.10.27 解禁日 2018.11.25】
オリーブ油 152g(40%)
パーム油 114g(30%)
ココナツ油 76g(20%)
グレープシード油 19g(5%)
ヒマシ油 19g(5%)
苛性ソーダ 5 1g(鹸化率92%)
精製水 99g(水分26%)
オプション 柿渋、竹炭パウダー、二酸化チタン、ROE
香り ユーカリ、イランイラン