白の縦スワール石けん

whitehangerswirlsoap20180422

カラフルな石けんもいいけれど、白ベースの石けんもいいな、と作ってみました。

半分くらい無地を入れて、続いて白・無地・白・無地と注ぎ、最後にハンガーをいれてぐるぐるかき回すのではなく、入れて抜く。を繰り返す。

もうちょっと注ぐ量を多めにした方が模様がはっきりしたのかもしれない。

二酸化チタンは、アロマや手作り化粧品の世界ではベースメーク、ファンデーションの色の調整や、UV対策に使う材料。ひと昔まえの日焼け止めは、顔などに塗ると、肉眼ではわかりにくいのですが、写真にすると一目瞭然、顔だけが白浮きしたりした。粒子が細かく、顔に密着する。

石けんにいれて、とくに効果効能があるわけではないのですが、模様づけするときに、二酸化チタンの白を入れると、格段に模様が引き立つ。ので私は使う。

石けんの色付けの素材には、二酸化チタンみたいな素材だと、にじまない。滲む素材をつかうと、乾燥させている間に、せっかく模様づけしたのに、石けんにじわーっと色が広がってくる。

最近は透明石けん、宝石石けんなんか大流行している。透明石けんの色付けの素材は石けんが曇ってしまっては元も子もないので染料系。二酸化チタンは顔料系。基本、普通のコールドプロセス石けんには、滲むのがイヤなら染料系は使わないのが無難。

透明石けんはねえ、作りたい!魂を燃焼させるのに、恰好の題材なのですが。

  • 無水エタノールとグラニュー糖を大量に使うため、コストが跳ね上がる
  • 作る過程で湯煎なりIHヒーターで30~40分以上加熱しなければならず手間がかかる
  • 作った時は綺麗だが、乾燥させていくと石けんの反りがはなはだしい
  • (お教室では冷蔵庫にラップで包んで保管しろと教えを受けた。私みたいに家じゅうに雨後のタケノコみたいに石けんが林立している人間は置き場所に難儀する)
  • それでいて手作り石けんの大いなる特徴、過剰油脂がないため洗い上がりが一般のコールドプロセス石けんのそれよりしっとりしない

となんとなく、気乗りしないのです。

 

■白の縦スワール石けん(380gバッジ、517ml)
【作成日 2018.4.22 解禁日 2018.5.21】

オリーブ油                 114g(30%) 
エクストラバージンオリーブ油          38g(10%)
パーム油                   114g(30%)
ココナツ油                                             76g(20%)
グレープシード油                                   19g(5%)
ヒマシ油                                                    19g(5%)

苛性ソーダ 51g(鹸化率92%)
精製水 99g(水分26%)

オプション 二酸化チタン、ROE
香り オートミールミルクハニー(FO)