ゆずは手作りコスメ派にはありがたい素材。柚子の種を無水エタノールに浸し、チンキを作り、化粧水に入れる、クリームに使う。ハンドクリーム代わりに手にすりこむとすべっすべ。
ユズ種子エキスの有効成分リモニンには、メラニン生成抑制作用・線維芽細胞増殖作用・皮膚のターンオーバー促進効果が認められています。
メラニン生成抑制作用に関しては、チロシナーゼの活性阻害作用で、いわゆるシミ予防効果になりますが、オリザ油化株式会社が公開している実験データによると、ユズ種子エキスのチロシナーゼ活性阻害効果は、アルブチンには及びませんが、純正のビタミンCよりは効果が高いことを示しています。 (出典:ユズ種子エキスとは 化粧品成分オンライン)
ゆずの果肉と皮はハチミツに漬ける。トリートメントに使える。髪に塗ってホットパックして洗い流すとツヤツヤになる。
(本来の使い方は飲み物です;;ハチミツ柚子茶は美の国韓国の伝統のお茶)
で、石けんにしない手はないので。
ゆずをまるごと1コ、刻んでから苛性ソーダを入れ、ブレンダーでガーっと混ぜます。この時、温度が上がりすぎ、ブレンダーが変形します。(前もこれやってブレンダー壊した。今回も壊して「そ、そういえば去年も…。」とがっくりきた。)
ブレンダーを壊さないためには、柚子だけを前もってなめらかにペースト状にする工夫が必要ですね。
すりばちやミキサーでじっくり時間をかける。でも、1コだけだと、すりばちやミキサーの底にくっついて、ロスが大きいんですよね~。
ゆず+精製水でじっくりブレンダーにかければいいのでしょうが、せっかく作るんだし、水分オールゆずで賄ってしまいたいと余計な煩悩が脳裏をよぎり、2年連続、ブレンダー破壊の結果を招いてしまいました。
で、様子がおかしいことに気づき(水分を野菜果物で賄う石けんの場合、おおむね温度が上がり異臭がたちこめる)焦ってブレンダーを引きあげた。結果、混ぜがたりなかったため、ゆずのつぶつぶが残り、カットするとき引っ張られるのでカット断面に線が入るのです。
1バッチ、ゆず1コでちょうどの量です。
欲張って2コ入れたことがあるのです。24時間後、温冷庫覗いたら、ゆずエキスの中で石けんが泳いでいた~。
もちろん引き上げ、乾燥させ、使いましたとも!特濃ゆず石けん。
■ゆず石けん(440gバッジ)
【作成日 2017.11.17
解禁日 2017.12.15】
オリーブ油 176g(40%)
パーム油 132g(30%)
ココナツ油 88g(20%)
グレープシード油 22g(5%)
ヒマシ油 22g(5%)
苛性ソーダ 59g(鹸化率92%)
オプション ゆず1コ
香り なし