トリコロール石けん

tricolorsoap20180124

 

ピュアオリーブ油を切らしてしまい、なかなか実店舗で大瓶を見つけることができず、エクストラバージンオリーブ油をメインに石けんを作っています。

なのでトリコロールの赤・白・青とも薄茶色がかった仕上がりになってしまう。もっとも、ピュアオリーブオイルを使っても真っ白にはなりません。石けんを白くしたいならメインのオイルは椿油かハイオレひまわり油か太白ごま油。

 

三分割の仕切りを使って色別に注いでいくのですが

ビシっと色が一直線のトリコロールもけっこう難易度が高い。

 

一番よくやる失敗のパターンは、色材の混ぜが甘い。ピンクはピンククレイ、ブルーはラピスラズリパウダーを使うのが私の定番ですが

「…仕切りに注ぐだけだし…」と鼻歌まじりに生地を3分割し、チャカチャカと色材を落として混ぜて生地を注ぐと…、出来上がったピンクなりブルーがマーブル模様になっている。…いい加減な性格がわかってしまう。

 

続いては、仕切りを抜くと境目のラインが乱れる。

お教室に3分割仕切りの石けんを習いに行ったとき、言われたのは、「真ん中だけ心持両端より多めに生地を注ぐとキレイにできあがります。」

でした。

で、盛大に真ん中に量を入れすぎるると、真ん中の白は赤と青の下にもぐってしまい、極端な話、富士山型になります。

 

トレースは固すぎても柔らかすぎても後々の後悔のタネ。

柔らかすぎると仕切りに型入れしたとたんに仕切りの隙き間から色が漏れ出してくる。仕切りを抜くときに気を使い、保管場所まで持っている時に揺れるだけでも模様にダメージかかりそう。

固すぎると仕切りの間に生地が入らない。そして型入れが終わり、仕切りを抜こうとしても抜けない。必死で生地を落とすとそれはそれで風情のある模様が出来上がりますが、求めていた模様ではない。そしてしきりにくっつく石けん生地の量が多ければ多いほど材料のロスが多い…。

 

縦カットより横カットのほうがおすすめの石けんです。

 

 

 

■トリコロール石けん(380gバッジ、517ml)
【作成日 2018.1.24 
解禁日 2018.2.21】

エクストラバージンオリーブ油    152g(40%)

パーム油           114g(30%)
ココナツ油           76g(20%)
グレープシード油 19g(5%)
ヒマシ油                  19g(5%)

苛性ソーダ 51g(鹸化率92%)
精製水 99g(水分26%)

オプション     ピンククレイ

ラピスラズリパウダー

ROE
香り ラベンダー(FO)