9色石けん(ピンククレイ、ココア粉、二酸化チタン、ポピーシード)

9colorsoap20180304

 

新潟アロマティカさんトコのモールド(スクエア)+3×3デザインプレート 4点セット

aromatica-labo.jp

を使い、モールドの容量が530mlだから余裕を持たせて石けん生地は600ml 。

4色使うことにして

9colorsoap20180304

と大書きする。

①は2/9、②は2/9、③は3/9、④は2/9。

つまり

①600ml×2/9=133.3ml

②600ml×2/9=133.3ml

③600ml×3/9=200.0ml

④600ml×2/9=133.3ml

 

を生地を取り分け、色生地を作り、

間違えないで色を入れていけば、9色石けんができあがります。

しかし間違えないで色を入れるって、難易度結構高い。

そして模様がたわまないようにするには、天然素材って向かないんですよね。

さらにトレースが固すぎると仕切りを抜くとき生地がくっついて残るロスが大きく、

柔らかすぎると仕切りの下の方が滲んできて、最悪多めに用意した生地が足りなくなることがある。

 

4分割とか6分割の仕切りだと計算も1/4、1/3、1/6とかで楽なんですが、9分割だと心のプレッシャーも大きい。

 

さらに仕切りの一番下の方は絶対色がにじむため使い物にならず(模様がです。石けんとしてはバンバン使える)

一番上は仕切りを抜くとき別の生地の色がしたたったりすると

これまた使い物にならず、

気合入れてつくっても使える模様の石けんは4~5個にしかならない。

ごくたまぁ~にトレースピッタリ、カットロス最小限の石けんを収穫!?できる時はあるのですが。

上記のカラーバランス以外にも市松模様なんかも作れますね。

仕切りは抜いたら洗わないで取っておいて、1カ月たったらバケツにお風呂の残り湯を汲んで仕切りについた石けんをとかし、お洗濯に使うのです。(生地ついた仕切りを洗うのは面倒)

 

いやおうなく!?1回使ったら次に使えるのは1か月後であり、結局この色合わせでしか使ったことがない気がする。

 

 

 

■9色石けん(440gバッジ、598ml)
【作成日 2018.3.4 
解禁日 2018.4.2】  

エクストラバージンオリーブ油        176g(40%)
パーム油                     132g(30%)
ココナツ油                     88g(20%)
グレープシード油          22g (5%)
ヒマシ油                           22g (5%)

苛性ソーダ 59g(鹸化率92%)
精製水   114g(水分26%)

オプション ピンククレイ、二酸化チタン
純ココアパウダー
ポピーシード、ROE
香り レモンバーベナ(FO)

赤とグレーのハンガースワール石けん

 

hangaerswirlsoap20180221

 

 

タテにして写真を撮っていますが横長のモールドで作った石けんです。

下の方のハンガースワール模様がきれいに流れていたのでタテにして写真を撮った方が映えそう。

回し方としては針金をモールドに沈め普通にくるくると型の中で回しています。

フェザーの模様が大振りで細いラインがあまり入っていない。2~3回くらいしか回していない。

 

新しい色材を使っています。

アメリカの石けん材料ショップ「Nurture Soap 」のReally Red! Mica Pigment Powder。

Really Red! Mica Pigment Powder | Nurture Soap®

 

いわゆる普通の「赤」は天然素材では難しくレッドクレイをのレッドはレンガ色だしピンククレイは量を入れても濃いピンクになるだけで赤にはならない。

どうしてもクリアな赤が欲しい場合は日本だと材料店のマイカを探す。しかしマイカにもコールドプロセス製法の石けんに使えるマイカと使えないマイカがある。(使えないと書いてあるマイカはアルカリの負けて変色してしまうに違いない)

もともと、マイカとは手作りコスメの基材で、ファンデーションを作ったりリップやアイシャドウを作るための材料。何十色もあるマイカを一つ一つ商品詳細のページまで飛び、お目当ての色が石けんづくりに使えるかどうかチェックするのが億劫です。

それに2グラムとか5グラム単位での販売。私くらいになると!?小さすぎる…。もっといっぱい買いたいのだが割高だ…。

で、2016年にアメリカに旅行した時にガイドしてくださった方が私の手作り石けんへの傾倒に打たれ!?日本にお里帰りする時に連絡を下さいました。

お好きな手作り石けんの材料を持ちしますよ、とのマジ土下座して感激して号泣してしまいそうなありがたい申し出。

お言葉に甘え1オンス、ざっと30グラムのジャー入りをお願いしました。7.64ドル。アメリカからの送料が浮いてとても嬉しい♪

台湾なんかだと手作り石鹸材料や道具の実店舗があってお店で選べると聞きました。

日本なら甲府にカフェドサボンさんのショップがあります。

 

〒400-0074 山梨県甲府市千塚4丁目10−16

055-255-1223

www.cafe-de-savon.com

実店舗は一店のみ。あとは全部ネットショップです。

 

 

 

 

■赤とグレーのハンガースワール石けん
(380gバッジ、517ml)
【作成日 2018.2.21  解禁日 2018.3.22】

エクストラバージンオリーブ油        152g(40%) 
パーム油                   114g(30%)
ココナツ油                                             76g(20%)
グレープシード油                                   19g(5%)
ヒマシ油                                                    19g(5%)

苛性ソーダ 51g(鹸化率92%)
精製水 99g(水分26%)

オプション マイカ(Really Red)
竹炭パウダー
ROE
香り ラベンダー(FO)

ピンクのなみなみ3段石けん

3colorseawavesoap

去年あたりから手作り石けん作ってる方々のブログに出てくるようになった今までに見たことないデザインの石けんで

(海外のソーパーさんの画像か動画が元祖だと思うけれども詳細不明)

(検索しようにも検索ワードがわからないのでは調べようがなく、画像検索かけても似ても似つかないものしかヒットしない)

  • 出来上がりがメチャ可愛い
  • なみなみの線を綺麗に出すテクニックが奥が深そうで

熱狂してせっせと挑戦を続けました。

 

おそらくはなみなみ石けんの日本の発信元はたお先生(日本の手作り石けんの先がけであり第一人者の一人)。

なみなみ石けん、色と色の境目に濃くも細いラインが入っているのが多い。色とりどり。黒、緑、青、ブラウンなど。たお先生のレッスンには何回か参加できる幸運に恵まれた。 おそらく、マイカを使ってラインを入れているのであろう。 しかし私の手持ちの材料にはマイカがない…。つつしんで省略。

 

トレースが命ですね。 柔らかすぎるとなみなみのラインが消えてしまう。 固すぎるとなみなみの底の部分に色が入らず隙間ができてしまう。

石けん生地に溝を入れるための道具を自作しました。

  • プラスチックの板を型の幅に合わせる。
  • 生地に触れる部分をジグザグの山型にカットする

 

石けんの作り方、模様の入れ方・出し方は

 

  1. 硬すぎず柔らかすぎずのトレースで生地を下1/3に入れる
  2. ジグザグの山型プレートを使って溝を作る。
  3. 溝のラインが見えたところでドレッシングボトルに入れた2番目の色を溝のライン上にチュー…と入れていく。 (ここでボトルをプッシュする力が均一じゃないと綺麗ななみなみ模様にならない。)
  4. 3番目の色も同様に繰り返す…。

 

お教室に行けないので出来上がりの石けんの画像を見て自分なりのメソッドを作り上げたのですが。

 

…あっているでしょうか。

 

応用編で斜めになみなみのラインを付けた石けんもあった。

型を傾けて固めればできるのでしょうが。

しかし斜めにした場合、型の奥の溝に生地をどうやって注ぐのだろう。

 

禅問答みたいで難しい、、、。

 

 

 

■ピンクのなみなみ3段石けん
(380gバッジ、517ml)
【作成日 2018.2.21  解禁日 2018.3.22】

エクストラバージンオリーブ油        152g(40%) 
パーム油                   114g(30%)
ココナツ油                                             76g(20%)
グレープシード油                                   19g(5%)
ヒマシ油                                                    19g(5%)

苛性ソーダ 51g(鹸化率92%)
精製水 99g(水分26%)

オプション カラージェル(ソフトレッド)
  ROE
香り ラベンダー(FO)

 

 

4色石けん(シークレイ・ピンククレイ・よもぎパウダー使用)

4colorsoap20180218-2

 

前回アップしたのも4色石けん。今回アップしたのも4色石けん。色違い 。

前回は黒・紫・緑・白。

今回はグレー・ピンク・緑・白。

色違い。

そして前回は正方形の4色石けんで

今回は長方形の4色石けん。

 

印象ちょっと違うでしょ?

 

グレーといっても、シークレイは名前の通り、海から採れた泥で、単純なグレーではない。ちょっと変化つけたいときに使う。普通にグレーにしたいときには竹炭パウダーをせいぜい様子見ながら少しずつ、少しずつ入れていく。

普段、色材は

  • 保存の効く無色のオイルとを乳鉢に入れてよくまぜ
  • 点眼容器(1滴ずつ出てくるプラスチックタイプの容器、容量10~30ml、アロマショップでプレミアムなキャリアオイルを購入すると入ってくる容器を、オイルを使い終わったらボトルは捨てないで取っておいてリサイクルすれば元手タダ)に特濃の色材オイルを詰め、
  • 「〇色欲しいな~」の時には点眼容器からポタポタ垂らせば、その都度色材の下準備をする時間が省けるし、毎回容器や道具に付き、洗わなきゃいけないから結局はロスになってしまうムダを防げる。(ただし手作り石けん教室の先生などは、自作の石けんは点眼容器を使っても生徒さんに教えるときにはパウダーからの取り扱いを指導する先生も多い)
  • ただし色材によっては、色材だけが容器の底に沈殿してしまうこともある。の時は無色のオイルを容器にたらし、力の限り容器をぶんぶん振ると、1回使う分くらいの色材inオイルは取れる。

材料ショップで売ってるカラージェルなんかは、当然沈殿しない。

二酸化チタン(純白)、ラピスラズリパウダー(ロイヤルブルー)、竹炭パウダー(漆黒)あたりも沈殿しない。

しかしウルトラマリンバイオレット(紫)水酸化クロム(緑)酸化鉄黄(イエロー)は沈殿しますね。

クレイは点眼容器に入れて使ったことないんだよな~。毎回真面目に袋からクレイを出してオイルたらしてまぜまぜしてます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■グリーンクレイとイエロークレイの6色石けん

(480gバッジ、653ml)
【作成日 2018.2.18  解禁日 2018.3.19】

エクストラバージンオリーブ油    192g(40%)
パーム油               144g(30%)
ココナツ油               96g(20%)
グレープシード油 24g    (5%)
ヒマシ油                  24g    (5%)

苛性ソーダ 65g(鹸化率92%)
精製水   125g(水分26%)

オプション   シークレイ
ピンククレイ
よもぎパウダー
ROE
香り エネルギー(FO)

4色石けん(濃グレー・よもぎ・暗パープル・アイボリー)

4colorsoap20180218

 

模様入りの石けんを見かけ、私も作ってみた~い、とドップリはまり込んでしまった手づくり石けんの世界。4色石けんはデザイン仕切りに色を入れていくだけなので、作る側としてはあっけなく、「さあ、作るぞ!!」の気合いもさほどなくできてしまう。

しかし石けんを作らない人にこの石けんを見せると、とても珍しがられ、ほめられてしまう。

そしてデザイン仕切りが出来るまでは、この模様の石けんを作るのは結構ハードルが高かった。2回石けんを作らなければならない。

即ち、1回石けんを作り、固まるのを待ってから取り出し、ピシっとカットして(これ、とてつもなく神経使いますよ~。ゆがんだ形になっては元も子もない、大きさも揃えなければならない)もう1度型に入れてモールドの角に歪まないように入れて静かにもう1色を注ぐ…。4色全部違う色を使うのはほぼ不可能と言っても良い。

色材を入れると色と色の境目がたわむので、注意して入れたつもりだったのですが、濃グレー、色のトコが渦巻いている;;混ぜが足りなかったんですね~。もっとしっかり、1つ1つの作業を丁寧にやらなければならない。と毎回反省しているような気がする。

よもぎパウダーは天然素材の緑色が出ますが、コレ、日の光に弱いのです。だんだんとアルカリと日の光に負けて変色し、茶色になってくる。なので後先考えずにせっせと石けんを作り、雨後のタケノコみたいに石けんが乱立している我が家ではあんまり使わないできた素材ではあります。渋い黄緑色がシックに出ますね。

ピュアオリーブオイルではなく、エクストラバージンオリーブオイルを使っているため、緑も紫も1段くすんだ色合いになる。唯一色材を使わなかったアイボリーもピュアオリーブオイルに比べると見た目的には地味になってしまいますが、天然素材で目先を変えて作れる石けんの一つのやり方、ということにしておきましょう。

  

 

 

 

■4色石けん(濃グレー・よもぎ・暗パープル・アイボリー)

(440gバッジ、598ml)
【作成日 2018.2.18 
解禁日 2018.3.19

エクストラバージンオリーブ油        176g(40%)
パーム油           132g(30%)
ココナツ油           88g(20%)
グレープシード油 22g(5%)
ヒマシ油                  22g(5%)

苛性ソーダ 59g(鹸化率92%)
精製水 114g(水分26%)

オプション 竹炭パウダー、よもぎパウダー

純ココアパウダー

ウルトラマリンバイオレット

ROE
香り エネルギー(FO)

ローズマリーのシャンプーバー

rosemaryshampoobar20180204

 

 この石けんは私の定番の石けんで、1バッジつくり、手持ちのシャンプーバーを使い終わり、新しい1バッジ分の石けんを使い始める頃に作ります。この石けんを作ったのが2月4日。前に同じ石けんを作ったのが7月の8日でした。半年強で1バッジ使い切る計算。

秋の終わり、自分の庭と母の庭のローズマリーの葉っぱを収穫し、葉っぱをむしって乾燥させ、フードプロフェッサーにかけて細かくし、フルイでふるってローズマリーパウダーを作り(書くと1~2行で済んでしまいますが結構な作業量です。材料店で簡単にハーブパウダーをポチったりしますが、小さな袋に入ったもともとのハーブの量との差に改めて気づいたりする)そして色や模様のためではなく、髪のために良いとされているローズマリーをしこたま(50グラム入れました)混ぜ込み、無地1色で作る。オイルのレシピも鹼化率も、いつもの定番レシピと変え、ヒマシ油を多めに使い、いつもは92%の鹼化率は、この石けんでは90%。

さらにジェル化させて石けんの泡のグレードアップを図ろうと、保温の温度は高め。温冷庫の温度を60度に設定し、24時間たって温冷庫をあけたところ。

…油が石けんから染み出している…。初めてです。焦って石けんの教科書本をひっくり返し、調べ、…使えないことはないらしい。

切り分けて乾燥させようにも、油で石けんの表面ベタベタ。キッチンペーパーを敷いた上に石けんを置いて、キッチンペーパーを取り替え取り換え、だんだんとキッチンペーパーにつく油も少なくなり、どうやら普通に扱って支障のないレベルにまで落ち着いた。

お手製のローズマリーパウダーも、スーパーで売ってるフルイだと、材料店で売ってるハーブパウダーよりいま一つキメが荒い。石けん使うと、泡の中にや大き目のローズマリーパウダーが残っている。

今庭にドクダミとスギナがさかんに出てきているので。次はドクダミパウダーとスギナパウダー作ろうかな。 

 

 

■ローズマリーのシャンプーバー

(670gバッジ、958ml)
【作成日 2018.2.4 
解禁日 2018.3.5】

オリーブ油                     369g(55%)
パーム油                          67g(10%)
ココナツ油                     100g(15%) 
ヒマシ油         100g(15%) 
グレープシード油                  19g(5%)

苛性ソーダ 85g(鹸化率90%)
精製水   235g(水分35%)

オプション ローズマリーパウダー、ROE
香り ココシャネル(FO)

4色のハンガースワール石けん

 

 夢のような模様。ややとろみのある石けん生地を型入れして作る手作り石けんの模様のうち、一番楽しくて、実は初心者さんにもイチオシなのがハンガースワール。

「え、え、これ何!?素敵!」の模様がいとも簡単に作れてしまうのです。

今は針金ハンガーって、100均で買ってこなくてはいけません。型の幅に合わせて針金をコの字型に曲げていく。

 

こんな道具もあります。

www.brambleberry.com

 (買いました)

 

そして無地と色を付けた石けんを適当に(これが出来るのが助かる)型に入れていき、最後にコの字型に曲げたハンガーを型に沈め、ぐるぐる型の中で動かす。タテに幅を持たせて動かすと理論上は縦カットで矢羽模様ができる。はずです。

カットするまではできた模様はお楽しみ。

私なりのコツとしては

  • 白、すなわち二酸化チタンを必ず入れる。模様の見た目の仕上がりが格段に上がる。
  • 混ぜすぎては色と色の境目がブチてしまうのでは。の心配はまず無用。20~30回ぐるぐる混ぜてもOK。
  • トレースが固めの方が色と色の境目がはっきりする。

 といったところでしょうか。

一方、自分なりにしっかりと石けんの模様の構想を持ち、思い描いたとおりの石けんを作りたいというキッチリした方にとっては、いわば手探りで型の中で模様をつけるので、はがゆいし、難易度が高い。

2回・3回と繰り返し作っても再現可能な模様のメソッドを求めている方にも向かない。

それと、ハンガー使うと、例えばハーフモールドで石けん作ると、2センチの厚みでカットすると出来上がる石けんはせいぜい5~6個。両端の2個はハンガーの幅の関係で、出来上がりの模様がよろしくない。

出来上がった石けんは6個全部模様が違い、おそらくは一期一会である。

 

私は「じゃ今回はハンガースワールにしちゃおうかな。どんな模様になるのかなぁ。」と楽しんじゃう派です。

 

 

 

 

■4色のハンガースワール石けん
(380gバッジ、517ml)
【作成日 2018.1.31  解禁日 2018.3.1】

エクストラバージンオリーブ油        152g(40%) 
パーム油                   114g(30%)
ココナツ油                                             76g(20%)
グレープシード油                                   19g(5%)
ヒマシ油                                                    19g(5%)

苛性ソーダ 51g(鹸化率92%)
精製水 99g(水分26%)

オプション カラージェル(レッド・グリーン)
純ココアパウダー
二酸化チタン
ROE
香り ターコイズ(FO)