オーロラ石けん

aurorasoap20180422

いつもは7分割の仕切りを使って

aromatica-labo.jp

 

虹色の石けんを作っているのですが

もう10回は作った。

別の模様の石けんも

も作れるのではないだろうか。

と7分割だから真ん中の色を半分くらいまで入れて

だんだんと短く3色を入れて行けば

オーロラみたいな模様ができるのではないだろうか、

とトライ。

 

外枠

aromatica-labo.jp

 

は容量1000ml。

つまり1,000÷7=142.85mlの半分、70mlが真ん中。

3色は

60×2=120ml

45×2=90ml

30×2=60ml

とし、多少余裕を持たせて(容器についた石けん生地とかでロスが出るため)

80ml・130ml・100ml・70ml。

1000-(80+130+100+70)=620mlは無地。

で作ってみました。

 

しかし脇の3色、同じ長さに入れるって、けっこう難しいんですね。

そしてキレイに弧を描いて落ちるのかと思いきや、

斜めに色が入っていたりする。

(7分割の仕切りって、幅が7~8ミリくらいしかなく、一番小さな紙コップを折って注ぎ口を作り、ちょろちょろ、そろそろ~、少しずつ色を入れて行かねばならず、どっと疲れる)

 

なんか名前負けしている模様の石けんになってしまいました。

真にオーロラにしたいのであれば!?

  • 均等な模様を狙うのではなく、7色の色の入り具合を不均一にした方がオーロラっぽくなったかもしれない。
  • いっそのこと7色の無地の石けんを作り、スライスし、ピアノ石けんの応用で、薄く石けんをカットし、色とりどり、埋め込む長さもとりどりにし、色のトーンをパープル系などで合わせてもオーロラっぽくなったかもしれない。
  • ポット・イン・ザ・スワール(型に色を入れていきながら模様を作る)の手法だと、縦に長く色を入れるのは難しいだよな~。ハンガースワールの回し方に一工夫あってもいいかも。

とリベンジに向けて燃えてしまう私。

 

 

■オーロラ石けん
(740gバッジ、1,007ml)
【作成日 2018.4.22  解禁日 2018.5.21】

エクストラバージンオリーブ油           37g(5%)
オリーブ油                  259g(35%) 
パーム油                    222g(30%)
ココナツ油                                             148g(20%)
グレープシード油                                  37g(5%)
ヒマシ油                                                     37g(5%)

苛性ソーダ 100g(鹸化率92%)
精製水 192g(水分26%)

オプション カラージェル(ソフトレッド)
ラピスラズリパウダー、ROE
香り オートミールミルクハニー(FO)

 

 

ピンクのスワール石けん(Bramble Berry® Lots of Lather Quick Mix 使用)

bramble berrysoap20180403-2

アメリカの手作り石けんの材料のオンラインショップ、Bramble Berry® のLotsof Lather Quick Mix を使って作った石けんです。

 

Bramble Berry® Lots of Lather Quick Mix

www.brambleberry.com

 

冬に届いたので油はすっかり固まっていたのでお風呂のお湯につけて油を溶かして使いました。計量の手間いらずでとっても楽。

33オンス入りです。

推奨レシピは 4.7オンスの苛性ソーダ、11オンスの水。 1オンス=28.3495g。

 

33 oz×28.3495g=935.5335g

4.7oz×28.3495g=133.24265g

11 oz×28.3495g=311.8445g。

 

オイル量は、多い順に ココナッツ油、パーム油、キャノーラ油、オリーブ油、ヒマシ油、ビタミンE。

構成比は ココナッツ油33%、パーム油33%、キャノーラ油16%、オリーブ油14.9%、ヒマシ油3%、ビタミンE0.1%になっている。

 

Sunday Night Spotlight: Quick Mixes - Soap Queen

www.soapqueen.com

 

なので

935.5335g×33%=308.726055g

935.5335g×33%=308.726055g

935.5335g×16%=149.68536g

935.5335g×14.9%=139.3944915g

935.5335g×3%=28.066005g

 

つまりココナッツ油1/3、パーム油1/3、ヒマシ油が3%で残りをキャノーラ油とオリーブ油で半々。

ココナッツ油309g、パーム油309g、キャノーラ油150g、オリーブ油140g、ヒマシ油28g、

として 鹸化率シュミレ-ションにかけると

 

アルカリ計算機&石けんシミュレーション

アルカリ計算機&石けんシミュレーション

 

鹸化率は 94%ですね。133.7g。

ただし、94%って半端な数字です。 オイルの種類も多いし、端数によっても変わってきそう。 ここはキリ良く95%でいきます。

ついでにオイルの量も、製造元のBramble Berryが1グラム単位で決めているとは考えにくい。10グラム単位でいこう。

 

つまり私仕様でいけば

Bramble Berry® Lots of Lather Quick Mix (936gバッジ、1,301ml)

ココナツ油      310g(33%)

パーム油       310g(33%)

キャノーラ油     150g(16%)

オリーブ油      140g(15%)

ヒマシ油        30g(3%)

精製水        312g(33%)

苛性ソーダ      133g(鹸化率 95%)

オプション ビタミンE となります。

(注:オイルのトータルが4g合いません)

 

自分でミックスできないかな。キャノーラ油、スーパーで売ってるのでいいのかしら、 とBramble Berryのオイルのページみてみたら、

 

www.brambleberry.com

 や、やはり…。 「Canola Oil, High Oleic」 酸化しにくい、ハイオレックです。 ダメだ。日本ではまず気軽には手に入らない。

 

サイトの説明によれば、

Lots of Lather Quick Mix は「シャワーの中できれいに洗い流される。」とある。泡立ち・泡切れが良いのですね。

 

石けん作って使ってみたところ、まずできた石けんが軽石とみまごうばかりに軽い。よして説明通り、シャクシャクとした泡が立ち、気持ちいい!

 

 

Bramble Berry® Lots of Lather Quick Mix使用

【作成日 2018.4.3 解禁日 2018.5.1】

香り ラベンダー、ホワイトティー&ジンジャー(FO)

レインボー模様の石けん(Bramble Berry® Lots of Lather Quick Mix 使用)

Bramble Berrysoap20180403

 

前回と同じ作り方してます。

 

レインボー模様の石けん

handmadesoap.hatenablog.com

 

弧を描く角度が違う。

オイルのレシピ構成や石けん作った時の気候(温度・湿度)の違い(作成環境を全く同じにすることは家で石けんを作る場合はほぼ不可能)でトレースが変わり、出来上がりの模様は変わるのです。

 

それよりも保温温度が低すぎることにより、石けんのトップに出るソーダ灰は仕方ないとして、石けん、白くなっちゃってる~。(ちゃんと温冷庫に40度で入れてたんですよ!)

 

アメリカの手作り石けん材料ショップ、Bramble Berryのオイルミックスを使ったのです。

 

Basic Quick Mix

handmadesoap.hatenablog.com

 

Swirl Quick Mix

handmadesoap.hatenablog.com

 

に続くLots of Lather Quick Mix。

(Bramble Berryのオイルミックスは3種類なので完全制覇)

 

届いたのは12月で、喜びいさんで2回、トライしたのですが両方白濁してしまった。仕方がない。あったかくなってから作ろう。と3つめは春になるのを待って石けん作ったのに。

4月に作っても石けん、白くなっちゃうの?つまり、私の場合、少なくても12月から4月初めまでは使いたくないオイルミックス、使える時期が大変に限られてしまうオイルミックスということになる。

英語の口コミレビューを翻訳かけて読んでみたって、それらしき感想は見当たらない。日本と日本とアメリカでは気温が違うのだろうか。湿度って出来上がりに関係するのだろうか。お教室でも温度はともかく、湿度は型入れ型出しの時に、そんなにうるさく言われた記憶がない…。  

いつもの自分のレシピだと、真冬に作っても、温冷庫にさえ入れればこんなことにはならないのに。

 

次にアメリカのオイルキットが手に入る機会がいつ巡ってくるのかはわからないながらも

  • せめて5月以降に作る。
  • 型や色づけする時のカップなどの道具もあらかじめ温めておき、型入れの際モールドにあたる部分の石けん生地の温度が下がらないようにする
  • 型入れ前にもう一息、生地を温める!

徹底せねば。

 

詳しいレシピなどは次回、アップします。

 

 

Bramble Berry® Lots of Lather Quick Mix使用
【作成日 2018.4.3 解禁日 2018.5.1】
香りラベンダー、ホワイトティー&ジンジャー(FO)

シミーソープ(Tall and Skinny Shimmy soap)

Tall and Skinny Shimmy soap20180424

 作り方はわりと簡単。しかしカットしてみて、

他の偉大なソーパーさんたちの同じデザインの石けんをみて

「私も実はこんなかんじのデザインにしたいんだけど微妙に違う。私に足りないものはなんなのだろう」との念がフツフツと湧き上がってくる石けんです。

 

縦長のモールドを使います。

 

(横長のモールドでもOK。色の段々模様が横長になります)

 

生地を入れていく時、モールドを傾けて モールドのヘリを伝うように入れる。

続いて もう一方のヘリにモールドを傾けて 再び入れる。

を繰り返すだけなので、道具はいらないし、あっという間に出来上がり。

Tall and Skinny Shimmy soapとの名称が定着しており、海外のソーパーさんが考案した模様です。

達人がシミーソープを作られますと、この石けんの場合は6回、色入れてますね。ドロップした色が、量も同じ、模様の形も同じと、ピタリ絵になる石けんになる。

しかし私の場合、左右が非対称であるし、模様の大きさも全部バラバラ。赤紫の部分に至っては、角が生えていたりする。

トレースは柔らかすぎず固すぎず、あえて言えばやや固めのほうが模様の下の部分のたわみを出すのにbetterであろう。

くらいは察しがつくのだが。

基本のメソッドは理解できた。

あとは一つ一つの作業を丁寧にクリアしていくべきなのであろう。

 

 (動画あります。「Tall and Skinny Shimmy Cold Process Soap」)

 


Tall and Skinny Shimmy Cold Process Soap

 

 日本ではこの石けん、カラフルな色で作った石けんのデザインが多いけど、この動画みたいに色の数を減らしてしましまのライン遣いにするのがスタンダードなのかしら。

 

 

 

■シミーソープ(Tall and Skinny Shimmy soap)
(380gバッジ、517ml)
【作成日 2018.3.27  解禁日 2018.4.24】  

オリーブ油                 114g(30%) 
エクストラバージンオリーブ油          38g(10%)
パーム油                   114g(30%)
ココナツ油                                             76g(20%)
グレープシード油                                   19g(5%)
ヒマシ油                                                    19g(5%)

苛性ソーダ 51g(鹸化率92%)
精製水 99g(水分26%)

オプション カラージェル(ピンク)
 グレープシードパウダー

二酸化チタン
青黛、ROE
香り クランベリーフィグ(FO)

 

 

レインボー模様の石けん

 

rainbowsoap20180327

 この模様はカンタンです。

色分けした生地を、

モールドの長辺に沿うようにして順番に流し入れていきます。後から入れた生地が前にに入れた生地を押す形になり、トレースさえ読み違えなければ、横カットすると「うーん、よくできたわ♪」と自己満足に浸れる。

柔らかめのトレースでしょうかね~。

あんまり固いと生地がスムーズに流れないし、柔らかすぎると生地がモールドを伝うのが早すぎて扱いにくかったりします。

オリーブ油を切らし、近所のやまやでエクストラバージ油を石けんづくりに使ってきましたが。やはり使いにくい。

トレースが遅い。20分手混ぜして、様子を見ながらブレンダー使ったり使わなかったりなんですが、ブレンダー遣いのトレースの出るタイミングが読みにくい。

出来上がりの石けんの色が黄緑っぽくくすむ。椿油なりごま油を使えば、できあがりの石けんの色がもう少しキレイな白に仕上がることはわかっているのですが、コストの問題があります。

ピュアオリーブ油の掘り出し物を、ヤフーだのアマゾンで丹念に探す。5リットル缶。「ポマス」「サンサ」と書いてあるオリーブ油は安いけどNG(トレースが異常に早すぎ、模様がつけられない)。

5リットル3,500円(税抜き)以下になれば、まあ買いなのですが、ご時世でしょうか。値上がりしちゃって前買ってたところも私の条件を満たさない。

ときどき、ハンパ品が安くなるんですよ。しかし見たことも使ったこともないメーカーはやっぱり怖い。失敗しちゃうと、5リットル。使い切るにもひと苦労です。

あと、決算とか、オリーブオイルのシーズンもある気がする。11月とか12月だと、出物、けっこうしょっちゅう見かけたな…。

もう諦めようか。と思った矢先!「缶つぶれのため処分価格です」とのけっこうしょっちゅう使ってたピュアオリーブ油を見つけ、2,000円台で買えちゃいましたよ~。ラッキー!

油は酸化するから、そうそう買いだめもできないのが辛いトコですね。

使い残したエクストラバージンオリーブ油は少しずつ混ぜて使い切るつもりです。

  

 

■レインボー模様の石けん
(380gバッジ、517ml)
【作成日 2018.3.27  解禁日 2018.4.24】  

オリーブ油                 114g(30%) 
エクストラバージンオリーブ油          38g(10%)
パーム油                   114g(30%)
ココナツ油                                             76g(20%)
グレープシード油                                   19g(5%)
ヒマシ油                                                    19g(5%)

苛性ソーダ 51g(鹸化率92%)
精製水 99g(水分26%)

オプション カラージェル(イエロー)
クランベリーシード
青黛、ROE
香り クランベリーフィグ(FO)

 

 

モノトーンのマントラスワール石けん

mantraswirlsoap20180313

 

手作り石鹸と化粧品材料の通販店 オレンジフラワーさん トコの

www.orangeflower.jp

 (取り扱い品の品ぞろえが豊富で値段が良心的、年に2回程度全品10%オフがあり、告知が来ると血相変えて送料無料になるまで材料を買い込む)

 

アクリルモールド(押し出し板付)

仕切り板

横支え板(2枚セット)

以上を使うと5色ストライプの石けんが作れます。

 

カフェドサボンさんトコにもある。4色石けんが作れます。

 

で、私の場合は5色なので

無地・グレー・白・黒・無地と型入れし

(しましま石けん作る時はモールドの底から生地が滲みやしないかとヒヤヒヤしちゃうけど、この石けんはどうせ生地動かすんだし、気楽です)

 

仕切りをそーっと抜く。

これ、口で言うのは簡単ですけど、神経使います。プレート1枚ずつ抜かなきゃならないし、仕切り板に石けん生地付いてるからベタベタ・ヌルヌルだし。

 

オレンジフラワーさんなら「横支え板」カフェドサボンさんなら「パーツ」。

コレ、抜かない方がいいかもしれない。1回失敗して、模様付け終わった石けんに板を倒してしまい、奈落の底にまっさかさま~、の時もありました。

セットする時に、絶対マステでとめておくべきです!(力説)

 

で、しましま模様が出来上がったところで

スティックで模様を描きます。

mantraswirlsoapline

 

トレースや使う色によって模様の出方は変わるけど、ほぼ失敗のない模様なので、初心者さんにもおすすめ。

仕切り板、買わなくでも作れます。カップから縞模様に生地を落とせばいいんです。

 

 

 

■モノトーンのマントラスワール石けん
(380gバッジ、517ml)
【作成日 2018.3.13    
解禁日 2018.4.10】

エクストラバージンオリーブ油        152g(40%)
パーム油                    114g(30%)
ココナツ油                    76g(20%)
グレープシード油          19g(5%)
ヒマシ油                           19g(5%)

苛性ソーダ 51g(鹸化率92%)
精製水 99g(水分26%)

オプション 竹炭パウダー
二酸化チタン、ROE
香り イングリッシュローズ(FO)

敦煌石けん

Dunhuangsoap

 

普通にモネ石けん、印象派の石けん、インプレッションソープを作るつもりだったんです。

しかしトレースが固すぎた。(エキストラバージンオリーブオイルを使うとトレースが半端なく遅くなるため、ある程度生地の乳化が進んだらブレンダーを使うの ですが、ブレンダーを使うとトレースは早まり、季節・レシピによってタイミングが微妙に異なるため見極めが難しい)

ドレッシングボトルに色生地を入れ、いつもは軽く押せばピューっと出てくる生地が今回はマヨネーズ状よりやや固めとなってしまい、力入れて押さないダメ。自然噴き出す色生地は!?多めになってしまい、モネ石けん、印象派の石けん、インプレッションソープにあるべき細かい光のきらめきのような細かいてんてん模様が出せず、はなはだ粗目の仕上がりに。

そしてエキストラバージンオリーブオイルをメインに使った石けんは、石けんの色のトーンが落ちる。

さらに、ドレッシングボトルをモールドの上で左右に振って生地を注いていくにあたり、どうしてもモールドの端のラインは太くなり、モールドの真ん中のラインは端のそれより細くなる。注ぎ終わって横から見ると、アクリルモールドから透けてみえる石けん生地は、真ん中が低くて両端が高い。

で、いつものモネ石けん、印象派の石けん、インプレッションソープだと、真ん中のてんてんが一番細かいところが一番上出来、が通り相場なのですが、

今回の石けんは、モールドの端っこからカットした石けんの模様の出方が、なかなか味があるではありませんか。

 

敦煌の莫高窟の、天女さまがお空を飛んでいる「飛天」の壁画ってあるでしょう。ひるがえる天女さまの羽衣は、壁画が出来たばかりのころは極彩色だったんですが、何千年かの時を経て、色が変わっている。

模様の流れ方と色のトーン、この石けんを眺めていたら、脳裏に極楽浄土のお空を舞い飛ぶ天女さまたちのお姿が浮かんでまいりましたの^^

 

だから、この石けんは「敦煌石けん」。

 

 

 

■敦煌石けん(380gバッジ、517ml)
【作成日 2018.3.13    
解禁日 2018.4.10】

エクストラバージンオリーブ油        152g(40%)
パーム油                    114g(30%)
ココナツ油                    76g(20%)
グレープシード油          19g(5%)
ヒマシ油                           19g(5%)

苛性ソーダ 51g(鹸化率92%)
精製水 99g(水分26%)

オプション ピンククレイ、シークレイ
二酸化チタン、ROE
香り イングリッシュローズ(FO)