あっさりめのハンガースワール石けんを作るつもりだったのですが、
トレースがゆるめだったのかいまひとつパープルやピンクのラインがキッパリハッキリしていないし、色づけした生地の量が少なすぎ、スワールというよりラインになってしまっている。
度胸が足りなかったかなあ。もっと大胆にハンガーを使うべきだったのか。
それとも締め色の二酸化チタンをもう少し多めに使うべきだったのかしら。
ワイヤーをモールドに入れて動かすのがハンガースワール。
ぐるぐるまわせば模様はダイナミックに仕上がるし、すーっと通せば生地の流れがはっきりわかってシンプルかわいい。
がどこまでも手探り。出たとこ勝負のドキドキが醍醐味です。一方、じっくり構想を練って緻密な計算の上石けんづくりにとりかかるのであろうとある偉い石けんの先生はハンガースワールはお嫌いとはっきりおっしゃっていた。
ハンガー使ったんですがさすがにこの石けんを「ハンガースワール」とするのは苦しいのでは。とつつしんで「スワール石けん」とさせていただきました。
色のラインをもう少し長くとれば風に流れるリボンみたいな模様になったかも。
コンフェを散らしてはじけるクラッカー模様なんかも作れそうな気がする。
余白を活かした模様の石けんにしよう、とトライしてみた石けんの切り口を見ながら次回作への構想・妄想にふけったことでした。
■ピンクの3色スワール石けん(380gバッジ、517ml)
【作成日 2021.4.4 解禁日 2021.5.3】
オリーブ油 | 152g(40%) |
パーム油 | 114g(30%) |
ココナツ油 | 76g(20%) |
グレープシード油 | 19g( 5%) |
ヒマシ油 | 19g( 5%) |
苛性ソーダ | 51g(鹸化率92%) |
精製水 | 99g(水分26%) |
オプション |
カラージェル(レッド)、酸化鉄黄、 ウルトラマリンバイオレット、二酸化チタン ROE |
香り | イランイラン、ティートリー、パチュリー |