手作り石けんの王道、酒かす石けん。
手作り石けんはもともとは海外からやってきたハンドクラフト。なので使う素材はラベンダーとかローズマリーとか、アロマテラピーで用いられる外国のハーブが主に使われる。
日本でコールドプロセスの石けんが作られるようになり、日本のソーパーさんたちは日本の素材で石けんを作り始めた。黎明期から試行錯誤が繰り返されてきたのでしょうね。台湾なんかも手作り石けんに熱心な人が多いらしく、また日本に近いためか、その土地特有の漢方や薬膳の素材の石けんを目にすることができる。
わが日本でよく見かける、そして日本で用いられる主な素材としては
- 緑茶石けん
- 小豆石けん(でもコレ台湾にもありそう)
- 米ぬか石けん
- 日本酒石けん
- 酒かす石けん
あたりになりますか。
米ぬかなんかは、手に入りそうで入りにくい。(自分の家に精米器でもない限りは材料店になっちゃう。私はタケノコの季節にアク抜き用に売ってるのを見つけて狂喜乱舞して買った。
中でも、酒かす石けんは、使用感が最高! で、
オプション入りの石けんで、保湿・美肌・アンチエイジング系の定番石けんといえば
- ハチミツ石けん
- 酒かす石けん
- 日本酒石けん
- ミルク(牛乳・ヤギ乳・豆乳・ココナツミルク)石けん
あたりが最強でしょう。
酒かすにはアルコールが含まれている。お店で酒かすを買ってきたら、水を加えてじっくりと火にかけ、じわじわとアルコールを飛ばしておきましょう。(アルコール入りだとトレースが劇早になります)
そしてつぶつぶの酒かすがなめらかになるまで、ひたすら練り混ぜるのです。
そして油と水と苛性ソーダを混ぜて、トレースを出してから酒かすを入れていきます。
水分を全量酒かすに置き換えた石けんを作ったことがありますが、異様に固まらず、酒かすのにおいもきつく、おすすめできない。ほどほどをお勧めします。
今回使ったのは20グラム。しっかり固まってよかった。
混ぜが足りなかった。石けんの中の茶色い点は酒かすです。
■酒かす石けん(380gバッジ、517ml)
【作成日 2019.1.12 解禁日 2019.2.10】
オリーブ油 152g(40%)
パーム油 114g(30%)
ココナツ油 76g(20%)
グレープシード油 19g(5%)
ヒマシ油 19g(5%)
苛性ソーダ 51g(鹸化率92%)
精製水 99g(水分26%)
オプション 酒粕20g、ROE
香り パルマローザ、スペアミント