すっごい作るのカンタンですよ!この模様!
いつもは色の落とし方をネチネチ考え、型入れが終わるとハンガーでぐるぐるかきまわし、さてどんな模様になるのかしらん、のパターンですが、今回はシンブル。
まず無地を入れ、青・紫・白をモールドのやや縁よりに線上に入れ、無地を色が見えなくなるまで入れて、再び色いれを繰り返すのみ。
上から無地を入れるとき、そーっと置いていくのではなく、やや注ぐようにすることで線が下にたわむんですよね。
まだ石けんづくりのキャリアの日が浅い頃、有名な先生のところに石けんを習いに行って、スワール石けんの作り方を教えてもらいました。
「色を置いたら、その上に色を乗せて行ってください。」
その時作った石けんは、置いた生地の量がこの石けんの量よりもかなり多かったため、色は大きく下に流れて、色遣いもピンク&ブラウンでガーリーで、仕上がりにいたく感動したこことを覚えている。
この石けんは置いた量も少ない。そして3つ模様がならんで、うーん、まるで
岐阜の名物鮎菓子のようだわ。
手間と石けんの出来上がりは、必ずしも一致しない、を絵に描いたようだわ。余白を活かした模様の方が垢抜けるんですよね。
海外ソーパーさんの写真なんか見ても、見た目はわりと地味なのも多かったりする。スタンプをおしたり、ラッピングに凝ったり、素材に凝って見た目にシンプルなのも数多くめにするので。
…レイヤー石けんなら失敗も少ないし、色遣いのセンスで勝負するべきだろうか。ことさらに割りばしやハンガーや仕切りなどを使わなくても…。
ならますます、古今東西、世界中のソーパーさんの石けんを見てインプットと豊かにしなければ。
■スイングスワール石けん(380gバッジ、517ml)
【作成日 2018.5.23 解禁日 2018.6.21】
オリーブ油 114g(30%)
エクストラバージンオリーブ油 38g(10%)
パーム油 114g(30%)
ココナツ油 76g(20%)
グレープシード油 19g(5%)
ヒマシ油 19g(5%)
苛性ソーダ 51g(鹸化率92%)
精製水 99g(水分26%)
オプション ラピスラズリパウダー
ウルトラマリンバイオレット
二酸化チタン、ROE
香り レモンバーベナ(FO)
クランベリーフィグ(FO)