ドロップスワール石けん

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 柔らかめのトレースで生地を用意し、まず無地を入れたあとに、モールドの上から線状にやや勢いをつけて色生地を落とし込んでいく。生地が柔らかいのであれば、そして流し込みが強ければ色生地は深く潜る。斜めから流し込むとドロップは斜めに入る。ドロップすると、モールドの上から見ると、無地が両側から覆いかぶさり、しずく状、ティアドロップ状になります。覆いかぶさった生地の上からまたドロップを流せば、かわずかに無地の色が残った上でドロップの形が変わる。入れ込んだ回数がはっきりわかる。もうちょっと、色生地を少なめにしておけば、ドロップがもっときれいにそろったかもしれないのに、とちょっと後悔。

 

 

 前に作ったドロップスワール石けんは

handmadesoap.hatenablog.com

 

 

handmadesoap.hatenablog.com

 

 同じ「ドロップスワール」でありながらできた模様が似ても似つかないのは、石けんの世界は奥深いというべきか、私のアバウトさが見えてしまうというべきか。

 

偉ぁ~~い手作り石けんの先生に習いに行ったことがあるのです。マンツーマンで教えを乞い、この模様はこう作る、との説明を受け、緊張しながら先生の目の前で震える手で型入れをしていくと、性格がアバウトなのでカップから石けん生地がポタポタ落ちてモールドの外側だの新聞紙などに落ちる。狙ったところにやや緩めのトレース出た生地を落とそうとすると、滑らかに均一に生地が落ちず、最初はボタっと、つぎはやや細、次第にやや太と迷走し、落とした色生地の上に別の色を重ねていくのに微妙に線がズレていく。生地を落とし終わろうとするとポトっとしずくが落ちてはならないところに落ちる状態で、偉ぁ~~い先生はふっとお笑いになり

「手元を見ていると、どんな石けんが出来るのか、わかります」

と厳かにおっしゃられました。

…精進が足りないと深く感じ入りました。

…あんまり進歩してない気がする…。牛歩の歩みでいきます。

 

 

■青のドロップスワール石けん(380gバッジ、517ml)
【作成日 2018.11.20 解禁日 2018.12.19】

オリーブ油            152g(40%) 
 パーム油                114g(30%)
ココナツ油                           76g(20%)
グレープシード油                 19g(5%)
ヒマシ油                                  19g(5%)

苛性ソーダ     51g(鹸化率92%)
精製水        99g(水分26%)

オプション ラピスラズリパウダー、二酸化チタン、ROE
香り アニス、ユーカリ